1989年夏、JARL京都クラブ創立40周年記念行事として、クラブ員有志による5W(西サモア)へのペディションを実行しました。
以来、毎夏の行事のようにDXバケーションを各地で行ってきました。また、個人的な旅行で海外からQRVした人も
数多くいます。そのためか、クラブ員のみなさんが色々なアイボールやQSOの機会の中で、「私は京都クラブのメンバーです。」
と言うと、「今年はどこにペディ行かれるんですか?」という質問をされるという話も聞きます。まぁ、それくらい
世間で有名になったということなのでしょうか?
さて、行った後は京都クラブ会報にて連載で報告させていただいています。始めた当初から比べると、
「コンディションの低下」「今まで参加していた主力メンバーの環境変化(結婚した,
子供ができた, 仕事が忙しくなった)」により、
旅行の頻度は減ってきていますが、いろんなノウハウ蓄積されてきました。
数年前、会報300号の別冊として、5Wのペディションから5年間ほどの内容をまとめてみました。その後、数年の間に、
実績が追加されていますので今回、改訂をすることにしました。
尚、前回と同様に私が参加していない個人での運用に関するものは、会報記事からの抜粋とさせていただきました。
我々の珍道中をご紹介します。
運用で使用したコールサインの一覧です。
QSLマネージャーリストと運用期間情報付き。
ここをクリック
交信局の記録です。あなたのコールサインはいくつでてきます?
ミスタイプ等ありましたら連絡ください。
交信局数をコールサイン,バンド,モードでまとめてあります。
発行されたQSLカードです。このうち何枚おもちですか?
いつも、追っかけしていただいてありがとうございます。
QSO回数の多い方を紹介します。
このような正式のライセンス(運用許可)をもらっています。
交信局数をコールサイン,バンド,モードでまとめてあります。
運用オペレータ/バンドの時間推移です。
運用中のQSO数の時間推移です。
世界のこんなところから運用しています。世界地図で一覧。
もともと、この記録のきっかけはパスポートを見て思い出されていたことがきっかけです。我々の基本的な考えは、
「あまり有名でない太平洋の島々でのんびりする、"WE LOVE THE
PACIFIC OCEAN"」です。ペディションを始めた当初、
サイクルのピークであったコンディションも次のサイクルに移ってきています。また今まで独身貴族で遊びまわっていた主要メンバーも、
今では家族を持つ身となり、動きにくくなってきたのも事実です。しかしみんな根っからの無線好きです。
コンディションがあがってくれば、またいずれこの「虫」が騒ぎ出し、「無線病」が発病するでしょう。
素人ペディションから始めて、京都クラブ関係者の海外運用は、あっと言う間に10カントリーを越えてしまいました。
"雑魚カントリー"ばかりとはいえ、続けて行うということは素晴らしいことだと思いました。その間にペディションのための
色々なテクニックやノウハウを体験でき、それを蓄積する事ができました。
そんな中で感じた事の1つに、「Wの免許は車の国際免許やUS$のように、外国でかなりで免許申請する時に非常に
有効だ。」という事があげられます。(日本の免許をベースに申請すると、英文証明が必要です。)そこで"EXTRA級"の
免許を取るべく、プロジェクトも発足させました。
ペディション成功の裏には、計画時に参考となる情報を提供して下さったり、現地で助けていただいたOM各局、遠く
京都から我々をサポートしてくれた京都クラブのメンバーや、毎回QSLマネージャーを引き受けて下さったJA3OINさん等、様々な
方々の協力があったことも忘れてはいけないと思っています。
今後の予定として決まったものはありませんが、できる限り(定期的にはできないと思いますが)機会を作り、また
どこかに出かけてみたいと思っています。さて誰がどこからQRVするのでしょうか?今後もこの記事をどんどん改訂
できるように願っています。
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Last Update Jan. 17,2001