**2000年9月**

<<<8Q7(モルディブ)>>>

モルヂブから8Q7MMで出ました。
             JA3AJ/小川 仁美
   
長い年月楽しんでいるダイビングとハムを楽しませてやろうと家族がモルジブ行きを
秋には元気になるよと春の入院中に設定してくれました。 

 さて、まずは運用許可書の獲得です。8月になり、健康を確認してから先達のJA3IG葭谷OM
に会って氏の資料をお借りしました。
 申請書の様式が有るとのことですが資料にはありません。氏の許可証の写しを参考にDL
向けに使った英文申請書を元に勝手な申請書を造り返信用の封筒と費用を同封して書留で送り
ました。が、返信がありませんので旅行社AVA(ジャルパック)の現地手配社に依頼して申請書を
至急に取り寄せ郵便を往復させて、許可を確認出来たのが9月12日、出発が14日ですから正に
滑り込み。幸い1通目の自作申請書に書き込んでいた希望コールサインがシッカリと読まれていて
 8Q7MMが与えられたのは一層嬉しい事でした。

 重量オーバーのトランクは、Ant.とtuner、feeder3本計55m、6mHB9CVのパイプの一部、マイク
・パドル・H.ホ−ンの箱、ケーブル類、ダイビング用品、が主な内容で衣類はホン一部を入れました。 
長いパイプはサガントのポールの中に入れ 短スキーケースに入れて釣り竿様にしました。主役の
706Mk2,電源、ニコノスなどが ルュックザックの中です。 
 モルジブに着いた時にも、通関にX線での荷物検査があり、ここでも開けて説明を求められましたが
FAXの許可書と臨時の通関申告書の写しを見せ、”ハムって知らない?”の説明で納得してくれました。
ここを出てから本物の許可証を現地の方から受け取りましたがホットしました。皆様が行かれる時
には早い目に手配をして下さい。HI!
 空港島からモーターボ−トで1時間半、真夜中、目指す”木の多い島”に着きました。京都を朝、
5時起きで伊丹、成田、コロンボ、マレ、ビヤドウ島まで約23時間で4時JST着は待ち時間の多い旅
でした。 
 翌朝は、雨と風。ホテルに断り小降りの合間を見付けてダイブ・コンパスを目当てに海側の庭
で椰子の木の間に7/21MHz用の ワイヤ・ダイポールを、6mのHB9CVもポールに上げました。
部屋の前、森の中に張ったようなアンテナですが現地の午後、こちらの17時にヤット21での波が出
せました。240Vの電源レセプタクルにも4/5種類もある様ですね、2個のアダプターを重ねて電源
を働かせるまでの時間も結構ロスりました。さて、1stは、スゴイ強さの9M0Fでユックリ駄弁りまし
た。その後VU局との交信後、JA3DY、JH3BUMとの交信に成り、パケットに載ったのでしょう、22:20
JSTのJA局自然消滅まで約50局と交信できました。その後50MHzに移り、京都でも交信できた
VR2XMT/Charlieと話し、JA局を探しましたが入感しませんでした。ただ、・115で強く日本語の交
信が入っていますので、可能性を求めてSkd.の・120でCQJAを打ったり、叫んだりしました。何か
か入っているのですが、返っては来ませんでした。反省点は、DX=.110,115,120と頭にあったSKDの
失敗で、出来るだけ多くの仲間と、外した周波数でもSKDを組むべきと思いました。この時も帰京後に
聞きますと、9M0が・115と120のSplit QSOをしていたとのことでした。その後はJST02:20頃迄
7と21MHzで4S7s、VUs達と交信をして初日は終わりました。現地時間では未だ22:30です。
 次の朝は 良い天気に成りダイポールとHB9の張り直しをしました。ダイポールにはフイーダァ
を継ぎ足し、海岸に張り出した椰子の木の 実の間から実の間に張り海抜3.5mを取りました。Hi!
HB9の方もポールを持ちあげ森の上に顔を出させました。それにしても、島の人の木登りは、何処の
島ででも感嘆します。おかげでどちらも撤収も簡単なロープつり上げ方式になり万々歳です。
 21も現地の朝からJAにも開いています。T88でも強かったJF6USFから交信を始め、ユックリと
各局と駄べってから朝食に向かいました。天気が良いので15時頃まで海に浸かって魚や亀と遊んで
しまいました。この日の交信はカードよりラグチュウのハムが多く、こちらが呼びに廻る交信が殆どに
なりました。 6mもCQJAをCW・SSBでくり返しましたが 入感無く、19時になってビームの外れに
なるEY8MM のCWに依るコールが聞こえだし、やがて2・3分で59のSSB交信に迄なりました。彼の
信号はその後・110で1時間以上も聞こえていました。こちらも負けじと・115と・120でCQJAをくり
返しましたがJAの信号は聞こえませんでした。折角の土曜日なので頑張ってみたのですが残念で
した。3日目の6mはJA時間の17時頃までは呼んだり聴いたりをしましたが 聞こえず、21の
方も 香港のCharlieがHARTSのクラブ局VR2DXAから声を掛けてくれたり、S57、EA2、UA、
YB、などローカルと交信をして午後3時半のC・アウトに併せて撤収しました。

  ホテルの部屋は 4人家族で2部屋(2人+3人用)を取り、一部屋は完全にShackに独占しましたが
家族サービスが 若干疎かに成りました。 でも、その分、私はのんびりと交信を楽しませて貰いました。
  ハムの反省点は、がむしゃらに稼がず延べ局数が90局では 京都クラブでは笑われそうなことと、
PRなしでは、8Q7XXの後でもあり、呼ばれることが少なく、駄べって居る局を呼んで交信するのは 例え
全JAエリアと交信していても パケットにも上がらず、呼ばれることが少なかったのは 少し残念でした。
他には、電源やTunerは、706MK2の専用品が 小型で移動にはBESTと感じました。

  紙数も超えていますので、この辺りの報告で終わりますが、 又行きたい 美しい島と海中でした。
6mの機会も 来春位まででしょう。 PAを持って 2or3月にでもいかが?誰か・・・。  73’s

(この記事は2000年9月京都クラブ会報No.360に掲載されたものです。)


   
==写真集==

8q7mm-3.jpg (17496 バイト) 8q7mm-4.jpg (19697 バイト)
8q7mm-1.jpg (26031 バイト) 8q7mm-2.jpg (17727 バイト)

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  Last Update Sep. 30,2000