京都大学理学部附属植物園運営委員会 委員各位 植物学教室主任 長谷 あきら 殿 京都大学理学研究科長 笹尾 登 殿 『京大植物園80周年記念シンポジウム −温故知新−』 開催の報告と 京大植物園を考える会よりの提案書、並びにシンポジウムアンケートの提出について まず、植物園運営委員会各位には、本日提出いたします提案書に対するお考えおよび、本会「京大植物園を考える会」より本年10月16日に送付いたしております公開質問状(複写を同封)への回答を、公式にお聞かせ願いたく考えております。これらご回答は、明年1月19日(月)までに公式に書面または会見にていただきたく、ここに正式に申し入れ致します。本日の提出も含め以後の経過は逐次ホームページや印刷物等を通じて報告して参ります。 全文(word書類) 平成15年12月18日 |
京都大学理学研究科長殿 京大植物園を考える会の設立賛同署名二次集約分提出にあたって 京大植物園を考える会は、京都大学理学部附属植物園(以下京大植物園)を将来どのように維持管理していくべきなのかについて考える会として、OBも含めた京都大学内外の有志によって設立されました。植物園観察会の運営や署名活動をおこない、さる平成15年5月13日には一次集約分、1187名分を既に提出しております。 貴研究科においては研究科長任命による、植物園管理・運営委員会が近日中に発足すると聞き及んでいますが、本会としては植物園の開設当初より理念として掲げられてきた研究・教育のための生態植物園としての機能が損なわれないような管理・運営方針が策定されることを強く期待しています。 21世紀を迎えた現在、社会情勢や生物学研究の潮流は確かに設立当初とは大きく異なっているといえます。しかし、京大植物園をフィールドとして著された論文は数多く、現在も様々な研究が継続されています。また京大植物園は長きにわたり、一般市民が都市の中で生物に触れることのできる貴重な緑地としての機能も果たしており、これは植物園が生態園として適切に維持管理されてきたことの表れでもあると考えます。 本会は今後も署名活動や観察会を継続するだけでなく、植物園の未来の管理・運営に関する建設的かつ有効な意見をひろく学内外から募り、公に示すことを目標として活動を継続します。本年11月には意見交換の場として総会の開催を予定しています。 国立大学の独立法人化を目前に控え、国立大学附属の植物園の今後が不透明だといわれる中、京大植物園の動向は全国的に注目されています。植物園の存続に関して、先進的かつ100年スケールの長期的視野に立った決定を貴研究科がなされることを期待しています。 平成15年8月7日 |
京都大学理学研究科長殿 「京大植物園を考える会」設立賛同署名は5月15日の教授会でご提示いただきますようお願い申し上げます。 多くの研究者や市民が公共の財産である植物園の扱いに対して強い危惧と期待を持っていることをご理解ください。 京都大学の基本理念に基づいた適切な対応を期待致しております。 2003年5月13日 |